インタビュー
コーディングから経営企画まで。フルスタックエンジニアの全社を捉えるチーム観。
開発部 部長 | 堀江 秀和
神戸大学大学院理学研究科卒業。新卒では大手コンサルティング企業にて、金融機関の業務管理アプリ開発を行い、現在はヒュープロの開発部を牽引。新規機能や新規事業開発まで幅広く開発業務を行いながら、数値分析を行う経営企画も担う。大学まで、バスケットボールに打ち込んでおり、国体選手へ選出されたほどの実力を持つ。趣味はバスケットボールと、サウナでリフレッシュ。
Q.現在の仕事内容について教えてください。
ヒュープロのプロダクトに関して川上から川下までを行っています。開発によって解決したい課題ごとに、プロダクトのビジョンを決めたのち、ユーザーヒアリング→要件定義→コーディング→効果測定→ユーザーヒアリング...というサイクルで回しています。
新たな課題を発見した際に、まずデータを抽出し、分析をします。さらに、関連部署へのヒアリングや顧客へのヒアリングを通して現状把握をし、その課題のボトルネックを見つけ、解決するための仮説を立てます。その後要件定義をし、実装までの開発を進めています。
ヒュープロでは、企業、候補者、社内のメンバーそれぞれが利用する機能を開発しているため、3者のユーザーがいます。toB、toC、社内メンバーという異なる3者に対して、機能の追加やアップデートなどの必要があります。また一人当たりがフロントエンドとしてもバックエンドとしてもコードを書いて、効果測定やヒアリングまでを一気通貫で行うということも、ベンチャーであるということかつ、このフェーズならではのことだと思います。少数精鋭で裁量も大きく、任せる範囲も広く、社内のさまざまな部署とコミュニケーションをとって進めていくことができるので、フルスタックエンジニアを目指す方にはとてもぴったりの環境だと思います。
Q.入社したきっかけと入社理由について教えてください。
新卒で入社した会社は人もよく、特に辞めたいという思いはなかったですが、自分が30代になった時にやるのはこういう仕事で、これぐらいの役職やポジションになり、これぐらいの年収で、という先々の生活のイメージがついてしまい、あまり面白くないと思っていました。それと同時に30歳ぐらいになった時に、違う業界に飛び込む勇気が出るのか、ということも自分の中で疑問でした。そのためチャレンジをするなら早いうちに、と考えていました。
そんな折、代表の山本に会いにヒュープロという会社を知りました。その当時は5人ほどのまだまだ小さい会社でした。メンバー全員と話していく中で、人柄の良さとそれぞれが同じ目標に向かう熱量をとても感じました。最終的には山本からの熱いオファーにとても共感し、惹かれ、未来がまだ見えていないということにワクワクしている自分がいることに気付き、今飛び込むしかない、と思い入社を決めました。
もちろんコーディングなどの技術を向上させたいということも考えていましたが、それよりもチーム一丸となり仕事をするという、バスケットボールをしていた時のチーム感や、熱量、熱中していた「青春」を思い出し、心が動かされました。
Q.ヒュープロで広がった「自分の可能性」について教えてください。
前職では会社が大きく業務が細分化されていたためエンジニアだけをやっていましたが、ヒュープロではエンジニア業務に加えて、経営管理部に携わって経営企画の業務にも挑戦しています。
例えば、中期経営計画を立て、戦略策定し、株主とコミュニケーションも取っています。
エンジニアにとって開発しやすい環境を考え、オフィスの内装設計にも関与し、さまざまなことを経験しています。このように、ヒュープロに参画してからは、自らの手でプロダクトを考えて作ることや、様々な業務に携わることで、会社全体がどう動いているのか、経営者の目線などを少しずつ理解できるようになったと思います。
全社を見ているので、大きな物事を進める際、他部署や他社さんなど社内外問わず、人柄や利害の異なる多種多様なメンバーの中心となってプロジェクトを進めることが多いです。そのため、一人で作業をし、物事を納品するだけでなく周囲を巻き込んでいくスキルを身につけていきたいと思いました。
ヒュープロに入社して幅広い業務を経験し、複数プロダクトに携わってから、エンジニアとしてもコーディングができるようになり、使える言語も増えました。またマネジメント業務もあるので、自分の目の前の仕事だけを考えれば良いわけではなく、チームを良くしていくために、ミーティング1つをとっても、何のためにやっているのか、ということを強く意識するなど、より思考する時間が増えたと思います。
Q.入社前に感じていた不安や入社前後でギャップはありましたか。
入社前の不安はなかったです。むしろ話を聞いて、ワクワクする!と思い勢いで飛び込んだところもあったので、逆に事前情報がほとんどないまま入社を決めました。入社後も、ここから会社を大きくしないといけないという気持ちで、前に進むしかないと思っていました。
大手から来た私にとってのカルチャーショックという面でいうと、私が入社した当初は6人の会社だったので、部署というものが無かったり、一人の方が営業やマーケティング、中期経営計画の策定など、ほとんど全てを担っている人がいて衝撃的でした。ベンチャーにはなんでもできる人ばかりで、危機感を感じ、自分自身の力でどのようにして会社の成長を生み出せるのか、常に考えるようになりました。そこから、会社にオペレーションやルールがほとんど無かったことに気づきました。このままでは会社がスケールしないと思い、その整備から着手しました。理系出身の論理的な思考力で、営業やマーケティング、全社が追うためのKPIを設計し、定量的な計画を立てました。
その中で効率化できる部分や自動化できる部分を発見し、機能開発をしました。当時は、私自身も会社のデータベースやプロダクトの設計図について理解をしていなかったため、インターン生に教えてもらいながらコードを書いていき、業務に慣れていきました。ただコードを書いていても、上位ゴールがなければ開発するものの優先順位がつけられず開発速度が落ちるため、ビジョンの解像度を上げ、そのビジョンに向かっていくためにどうするかということや、アジャイル開発もしていなかったので、スプリントの導入や、イシューに書くべきことは何か、といったところから整えていきました。
Q.ヒュープロに入社してから挑戦したことと、これから挑戦していきたいことを教えてください。
ヒュープロは本当に人が良いです。入社した当時から今までずっと、優しくて、人の成長や会社の成長を一緒に喜び、盛り上がれる仲間がたくさんいて、ずっとヒュープロメンバーのことが大好きです。
そんな大好きなヒュープロが大きくなり、どんどん入社する人が増えることで、会社としても雇用を生み出すことができ、入社してくれた人とその家族などを含めて、誰かのストーリーの一部にヒュープロがなれる、ということにとてもワクワクしています。
自分達が今、自分の手で頑張って作っている会社が大きくなり、その人の人生のなかでヒュープロにいた時間が輝くものになればいいなと思っています。そのためにさらに会社を大きくして、どんどん仲間を増やしていきたいと思っています。
またヒュープロでは誠実に事業に向き合っており、本気で日本を変えたいと思い、ビジョンに向かっています。事業に対する誠実さや、人の良さからも、事業を大きくすることに対して真摯に向きあい集中できる環境だと思います。
業界を変えるという意味では、一番身近で、楽に採用ができる・転職ができる、というプロダクトを目指していますし、自分達が作るプロダクトがスタンダードになり、採用したい=ヒュープロにお願いしよう、というような立ち位置まで成長させていきたいと思います。
士業・管理部門という業界のカッコ良さや、注目度をあげ、存在感を上げていくというところまでが私たちヒュープロとしての責任範囲だと思っているので、採用だけでなく、組織の課題解決などもできるようなプロダクトにつなげていきたいと思っています。
私にとっては、細かく決められた中で細分化された業務を行う環境からスタートアップに飛び込んだので、プロダクト設計を行う、や、開発フローを考える、ということなど、全てが初めての経験でした。ヒュープロで多くの経験をした今は、開発メンバーや他部署と一緒にユーザーの声に基づいてプロダクトを考え、設計することができます。今後はエンジニア各々の個性を活かしていけるチームを作り、もっと素早くプロダクトをリリースし、自分達の手で世の中にサービスを生み出していきたいと思います。そして、今ある環境からNo.1のプロダクトにしていくためにどんどん仲間を増やし、強い会社になっていきたいと思います。